「メロディック・ハード・キュア」/メロキュア COCX-32652 / asin:B0001DD238

アーティスト自身による各曲のライナーノートが、公式サイトに掲載されているので、ここでは全体的なところを。まずは、1stアルバムでありながら、

「これ、ベストアルバムじゃないの?」

というのが、第一印象(ありきたりだけど)。いま現在のメロキュアの「すべて」が詰めこまれてるといってもいいでしょう(amazonの書評みたい)。ここまでやってくれた、メロキュアのおふたり、スタッフの皆様、コロムビアのえらい人*1に大きな拍手。
随所にいろいろな仕掛け(コーラスとか、コーラスとか...)がしてあるので、(PC+へなちょこスピーカーじゃなくて)ちゃんとした環境で聴けば、もっともっと深い印象を受けるかもしれないなぁ...(しくしく)。
当初のメロキュアは、どちらもソロの時の印象が強かったので、「岡崎律子or日向めぐみメロキュア」という印象だったけれども、(特徴である)コーラスを媒介にして、だんだんと、「岡崎律子×日向めぐみメロキュア」へと統合された感がある。その結果、このアルバムでひとつの到達点に達したと思う。これからも、さらなる「飛翔」を願っております。

  • 気づいたこと(1):「愛しいかけら」(Tr.9)までの前半の作詞・作曲は、律→め→律→め→...であるのに対して、"intermission"的な「Sunday Sundae」(Tr.10)を挟んで、「ふたりのせかい」(Tr.11)からの後半の作詞・作曲が、め→律→め→律→...となっているのは意図的なものだろうか?(考えすぎ?)
  • 気づいたこと(2):歌詞カードの最終ページのspecial thanks toのところが結構おもしろい。(あ、岩ちゃん+かおりん@青春ラジメニア)
  • 気づいたこと(3):「Agape」(Tr.7,16)のサビって「Could you call me〜」じゃなくて「Would you call me〜」だったのね。(意味は一緒だけど)

追記:あと、このアルバムは、いまの季節にぴったり。

*1:これだけひとまとめにしちゃったら、儲けは出にくいよなぁ。もしかしたら、「このアルバムが売れればよい」という考えなのか?